深夜まで最低賃金以下での労働を強いられたり遅刻すると罰金を取られたりする「ブラックバイト」などが社会問題になる中、愛媛県労働委員会は13日、出張相談と労働トラブル予防セミナーを松山市文京町の松山大で開いた。学生7人がアルバイトでの悩みを打ち明けたほか約30人が労働のルールに対する理解を深めた。
県労委によると、学生が相談しやすいよう2015年から毎年、大学に出向いて開催している。同大では3回目。
出張相談では学生が「同僚がシフトを守らず交代することが多く、体調を崩してしまう」などの相談が寄せられた。委員は内容を聞きながら「つらいことを言葉にしてしっかり伝えるのも大切」と伝えた。